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パスに比べて絵の具を自由自在に使いこなすのは難しい材料です。特に乾かないうちに重ねて塗ったりすると滲んでしまい、子どもの思いとはかけ離れた表現になってしまいます。
年少児が塗りたくって感覚運動的に遊んでいる分にはとても楽しいのですが、描画材料、道具、そして技法としてはずいぶん高度なものとなります。 そこで、カップに適切な濃度に調整しておいた絵の具を使わせるなど、無理がないように気配りするのです。年中さんでは、二色の絵の具を使って線遊びをしました。年少でも可能な活動ですが、久しぶりに絵の具を使う子にとって抵抗が大きくならないように「絵の具の線がお散歩するよ」と投げかけ、絵の具の感触や発色を楽しみながら筆を自在に使うようになっていきます。 年長さんは、個人持ち絵の具を使います。幼児教育では賛否両論あります。一本の筆を多色で使うので、筆洗であらったり、パレットにチューブから絵の具を出して混色調合したりと大人でも難しい要素がいっぱいあります。特に水の調整は難しいので、使い慣れる前に思い通りにかけない不満から抵抗感を育ててしまいかねないのです。 しかし、年少、年中と適切な絵の具遊びを積み重ねてきた子どもたちに、さらに適切な支援を行うことで、難なく混色を楽しみ、水の調整も学んでいきます。子どもに理解できる設定と言葉かけの工夫があれば、決して難しいことではありません。気がつけば、パスを使うのと同じような気軽さで自在に絵の具を駆使しています。
by kouk10
| 2005-04-19 15:11
| 美術教育
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