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![]() 大橋が関わっている鹿児島の川内幼稚園は、この一年ほど、新園舎の建築に取り組んできました。園児の活動の視点からシンプルでアットホームな園舎を目指してきましたが、なかでもその目玉は園舎の壁面を飾る大壁画です。この壁画を担当したのが新進気鋭のイラストレーターで壁画作家の武内祐人です。 ![]() 武内のイラストの魅力については彼の会社ivoryのHPに詳しくあるので、是非一度訪れてみてください。彼は、僕が新任二年目から3年間教え、3年生では担任した”自慢の教え子”のひとりなんです。 ![]() さて、その壁画も完成し、それを記念しライブペインティングが行われました。ライブペインティング?と不思議に思う人もいるかも知れませんが、イラストを描くところを見せるのです。それも一時間半の長丁場で・・・。見る方にとっては長そうなこの時間ですが、描く方にとってはなかなか厳しい時間です。しかし、三歳から6歳までの子どもたち、親たち、工事の関係者など、様々な人たちを新しく完成したホールに集め、大いに楽しませてくれました。 ![]() 僕も実際に彼のライブペインティングを始めて見るまでは、半信半疑でした。最初に、「どうぞ、じっと見なくて良いですよ、おしゃべりしながら楽しく見て下さい」というようなことがアナウンスされましたが、ほんとうに不思議なほど退屈させず、子どもたちは、自分のクラスのキャラクターが出てくるのを楽しみに、その線や色からいち早く「象!」「ばなな!」とあてっこしていました。 武内君は、あまり簡単に当てられるとくやしそうでしたが、子どもに乗せられていつもより早くかけてしまったとか・・・。一方的に見せられているというのではない、会場の子どもたちとのコミュニケーションが成立しているのです。だから最後まで子どもたちは一度も受け身になっていない。武内君は「闘いや!」などとも言っていましたが・・・。鑑賞活動なんて言うと堅苦しいけれど、ほんとうにライブコンサートに行くようなポップな気分で、一緒に作り上げていくかのような感覚で楽しく絵ができあがっていくのを楽しめました。 武内君の筆から生み出される素敵な色彩の妙味、動物たちの優しい表情、見ている者をわくわくどきどきさせる描き進め方、そういった表現の魅力が、飽きさせないのでしょうね。お部屋に帰って、さっそく自分で絵を描き出した子どももいました。川内幼稚園の子どもたちは幸せですね。
by kouk10
| 2005-03-03 00:13
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